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立命館小学校×斗々屋「ゼロウェイストスーパーマーケット ごみの出ないお買い物を実現」レポート2023.1.19

 

2023年1月19日(木)に、立命館小学校にて「【2050年CO2ゼロ どこでもトーク】斗々屋 ゼロ・ウェイストスーパーマーケット ゴミの出ないお買い物を実現」を開催しました。

今回講師を務めていただいたのは、株式会社斗々屋の代表取締役である梅田温子氏です。日本で初となる「ゼロ・ウェイスト・スーパーマーケット」を京都に立ち上げ、ゴミの出ないお買い物を実現されました。

お話を聞いてくれた立命館小学校4年生は、「探究学習」として、さまざまな人の生き方を学ぶ授業を実施されています。4年生の終わりには立志式という自分の大切にしたい生き方を宣言する式があるそうで、児童1人ひとりが様々な生き方や考え方、価値観に触れることで、自分の生き方として大切にしたいことを確立していってほしい、という先生の想いがあって、今回どこでもトークに応募くださいました。

講演会を始める前に、私たちの暮らしから排出される二酸化炭素について一緒に考えてみました。4年生は「ごみとくらし」の学習もされているようで、地球温暖化や気候変動について、よく理解してくれてました。暮らしの中で、どんなときに二酸化炭素が出ているかを尋ねると「ごみを燃やすとき」と答えてくれたので、「普段の生活でごみを減らそうと考えたことはありますか。」と聞くと、多くの子が「ある!」と元気に返事をしてくれました。最後に「みんなが減らそうと頑張っているごみは、一体どこから来ているのかな。」と投げかけると「スーパーマーケット」という答えが返ってきました。

そんなことを踏まえながら、梅田さんのお話にバトンタッチ。
ごみはスーパーマーケットから出てきていると思っていた子ども達の反応は・・・。

▼ゼロ・ウェイストで地球1個分の暮らしに近づける「斗々屋」
世界中の人たちが、今の日本人の暮らしをしてると、地球が2.8個分必要!地球は1つしかないのにどうしよう?というお話から講演会が始まりました。みんな「2.8個」という数字にびっくり!

斗々屋

▼一生懸命メモを取りながら、梅田さんの話を熱心に聞く児童たち
休憩時間も梅田さんの回りに集まって質問したり、先生がまとめてくれていたメモを見ながら、聞き逃した部分を書き写したりと、真剣に学びを深めている様子が印象的でした。

立命館小学校
立命館小学校2
立命館小学校3
立命館小学校4

▼クイズに挑戦!
プラスチックごみに関するクイズもいくつかありました。例えばペットボトルが分解されるのにはどれくらいの年月がかかるか、日本のプラスチックごみの排出量は世界で何番目か。みんな積極的に手を挙げて意見を発表してくれました。

プラスチック

▼既にみんなZero Wasteを実践!
お話の最後には、みんながゼロウェイストに取組むために、どんなことができるかを考えたのですが、実は・・・会場についた時から、既に実践してくれていました!ペットボトルではなく、みんなそれぞれのマイボトルを持って来てくれていました。

ごみ減量取組
マイボトル

お話の最後には、梅田さんからのメッセージが伝えられました。

「1人が行動して何が変わるかな、と思うかもしれないが、行動しないと何も変わらない。もし、世界の約3%の人たちが何かを変えようと真剣に行動するだけで、世界は変わると言われている。みんなも何かを変えたいと思うならあきらめずに行動してほしい。」

斗々屋のゼロ・ウェイストの取組を知り、環境問題について学ぶだけではなく、「探求学習」として、これからの自分たちの大切にしたい生き方についても考えられる講演会になったのではないかと思います!

授業後に書いてもらった児童の感想には

世界が変わるために1人の行動も大事だと思いました。

・ごみをへらせたらどれだけ気持ちいいか、考えたこともありませんでしたが、ごみを少しだけでもへらして、気持ちよい空気を作ろうと思いました。          

・1人1人がゴミをへらすことで世界が変わるなんてすごいなと思いました。家・学校でもごみをへらす工夫をしたいです。

・3Rの中ではリデュースが1番効果があってリユースが2番、リサイクルが3番だと分かりました。ゴミゼロのせかいにむかっているんだなと思いました。             

・先生に質問して今までは「ティッシュを捨てるふくろを工夫する」という考えだったけど、ティッシュをそもそも使わない。という方がいいと思った。

・エコはすごく必要だということがわかりました。CO2を出ないようにしたいです。斗々屋の梅田さんのごみゼロを私もしたいと思いました。こうやってごみをゼロにすることにとりくんでいる方をはじめてみたのでわたしも協力していきたいです。

と、新しい発見があったことや、自分もごみを減らそう!と思ってくれたことを教えてくれていました。

私たちも暮らしの中で、できることはまだまだあるはず!そして、子ども達が「ごみを減らそう!」と頑張る気持ちを大切にするためにも、斗々屋さんのようなお店が増えていくといいなと思います。


  • 日時:2023年1月19日(木)10:30-12:20
  • 場所:立命館小学校
  • 主催:立命館小学校
  • 講師:梅田 温子 氏(株式会社斗々屋)
  • 参加者数:120名

※この事業は、令和4年度「エコ学区」ステップアップ事業に係る学習会等支援業務(2050年CO2ゼロどこでもトーク)として、(公財)京都市環境保全活動推進協会が実施しました。