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京都生協×副産物産店「アップサイクル工作教室」レポート2023.1.21

 

2023年1月23日(土)にコープパリティ2階会議室にて、「【2050年CO2ゼロ どこでもトーク】アップサイクル工作教室」を開催しました。


講師は、アーティストのアトリエから出る「副産物」に新たな価値を提供するプロジェクト「副産物産店」で活動する、矢津吉隆氏・山田毅氏に務めていただきました。

主催となった京都生活協同組合では令和4年度の京都環境賞で特別賞KES推進賞を受賞する等、環境活動も積極的に取り組んでおられます。今回は親子で学べるような場を設けたいと、新たな試みへのチャレンジとして、どこでもトークに応募くださいました。

始めにエコ学区サポートセンターから、気候変動や脱炭素ライフスタイルについて説明を行いました。家庭でできるCO2して、ごみ減量を例として取り上げました。「ごみは一体いつからごみになるのでしょうか。」と問いかけると、みなさん少し困っている様子でしたが、今回のどこでもトークでは、普段の生活で、「要らないから捨てる=ごみになる」としているものを、少し視点を変えることでモノの違った価値が生まれることを知るきっかけになればとお伝えし、学習会をスタートしました。

▼副産物産店の紹介
今回はメンバーの矢津さん、山田さんと京都芸術大学の学生3名が来てくれました。

副産物産店

▼これはどんな「副産物」?
普段手に入る副産物はどんなものか。写真や実物を見せてもらいました。

副産物
副産物

普段私たちが見慣れないようなアート現場のさまざまな「副産物」を紹介してもらいました。
こういった副産物を活用し、新たな価値を生み出している副産物産店の活動。
なるべく「つくらない」アップサイクルを心がけているそうです。

新たな価値を生み出されたモノたちは、kumagusukuの一角や、オンラインストアやイベントでの出店などを通して、販売されています。中でも「副産物」の詰め合わせが入ったガチャガチャはとても人気で残りわずかとなっているみたいです。

▼ブローチづくりのために準備された「副産物」

副産物
副産物
副産物

▼副産物を選び
まるでお宝探しのように、自分の好きなパーツを探しました。

副産物探し
副産物

▼夢中でブローチづくり
細かいパーツをくっつけたり、どの色の組み合わせがいいか・・・最初は悩んでいる方が多かったですが、デザインが自分の中で固まってくると、集中して黙々と作業に没頭されていました!

ブローチづくり
ブローチづくり

▼お手伝いにきてくれていた学生さんも、参加者のみなさんに声をかけてくれており、 アドバイスやサポートを頑張ってくれていました。

学生サポート
学生サポート
学生サポート

▼完成~!
「副産物」を使った、世界で1つだけのブローチが出来上がりました。

世界で1つのブローチ
世界で1つのブローチ

大人も子どもも集中でき、アートやモノづくりを通してエコについて考えることができた、あっという間の90分でした。

参加された方からは、

・「廃材」ではなく、「副産物」なんですね。その考え方だけで過ごし方も変わってきそう!

・エコを難しくなく考えることが出来ました。

・初めて知った活動で、とても興味を持ちました。

といった感想をいただき、親子で楽しく学びながらアートやエコを身近に感じてもらえたのではないかなと思います。

今回のどこでもトークでは、たくさんの「副産物」を前に自分たちの手で、「モノ」の新しい価値を生み出すことができました!

私たちの生活の中でも「要らない物を捨てて、新しいものをすぐに買う」ではなく、「何かに使えないかな?」「こんな風に使ったら面白いかも!」という考えを持つことで、1人1人の暮らしの中でモノが循環するライフスタイルへ変わっていくといいなと思います。


  • 日時:2023年1月21日(土)10:30-12:00
  • 場所:コープパリティ2階会議室
  • 主催:京都生活協同組合
  • 講師:矢津 吉隆 氏・山田 毅 氏(副産物産店)
  • 参加者数:12名

※この事業は、令和4年度「エコ学区」ステップアップ事業に係る学習会等支援業務(2050年CO2ゼロどこでもトーク)として、(公財)京都市環境保全活動推進協会が実施しました。