コミュニティ・スペースsacula×中嶋農園「親子ミニ菜園教室～みんなで一緒に苗植えをしよう～」

2023年11月25日（土）にカフェ＆レンタルスペースすずなりランタンにて、2050年CO2ゼロどこでもトーク「親子ミニ菜園教室～みんなで一緒に苗植えをしよう～」を開催しました。

子どもたちの居場所づくりや若年女性の相談などに取り組むコミュニティ・スペースsaculaが運営する「すずなりランタン」は、モーニングやランチを提供するだけではなく、イベントやマルシェ等を開催できるレンタルスペースとしても活用され、いろんな方々の「やりたい！」を支援する場となっています。

そんな場所で「もっとこの場所を活用するために、何か親子で取り組む活動ができれば・・・」と、どこでもトークに応募くださいました。

親子での体験ということで、今回は株式会社中嶋農園さんが講師となって「ミニ菜園教室」を開催！中嶋農園が取り組む循環型農業について学び、牛乳パックを使ったタマネギ栽培にチャレンジしました。

当日は親子での参加以外にも、近隣のひかり児童館に通う小学生と職員のみなさんが来てくださり、参加者で会場がいっぱいになりました！

はじめの挨拶

コミュニティ・スペースsaculaの代表、木村さんからはじめに挨拶をいただきました。すずなりランタンに来たことがないという子が多かったので、今回をきっかけにまた来て欲しいなと呼びかけました。

エコ学区サポートセンターからは「地球温暖化」について説明をしました。

小学校１年生から５年生までの子どもたちが参加しており、地球温暖化がこのまま進行し、2100年の気温が高くなり真っ赤になった地球の図を見せると、みんな驚いていました。

この日は中嶋農園の若手社員が講師でした。初めての菜園教室ということでしたが、ポスターを活用しながら、自社の環境に配慮された農業の取組について分かりやすく説明くださいました！

今回はみんなでタマネギの苗を植えるということで、さっそくタマネギの苗を見せてもらいました。「下の部分が膨らんでタマネギになるんだよ」と子どもたちにやさしく教えてくれました。

お話が終わった後は２つのグループに分かれて、「タマネギの栽培体験」と「旬の野菜クイズ」にチャレンジしてもらいました。

まずは野菜を育てる土づくり。必要な土の分量を牛乳パックで計ります。

中嶋農園さんからは土の材料として畑の土と鶏糞、かき殻石灰、もみ殻を持って来てもらいました。畑の土は生ごみを堆肥にしてできたもの。初めての土づくりにみんな興味津々です！

必要な分量が全て揃ったら、まぜまぜタイム。みんな上手に土づくりができました。

出来上った土を牛乳パックへ移す前に、一番下にもみ殻を入れて水はけをよくします。その上に土を入れて、苗を上手に植えたら完成！

もうひとつのグループでは野菜の「旬」について学びました。

キュウリ、ダイコン、イチゴができる季節についてクイズ形式で聞いてみると、悩みながらもほとんどの子が正解していました！

しかし、今日みんなが植えるタマネギはいつ収穫できるのか聞いてみると、「冬？」「１年後に採れると思う！」とみんな大苦戦！

後で中嶋農園さんに聞いてみることにして、もうひとつの難題を・・・！

「タマネギがどんな風に畑で育っているか絵を描いてみよう！」早速チャレンジしてくれたものの、やはりこちらも大苦戦！とっても悩みながら、一生懸命考えていました。

今はスーパーに行くとどんな野菜でも手に入ります。

そんな野菜がいつ畑で収穫されるのか、収穫できない季節はどんな風に作られているのか、そしてスーパーで目にする野菜の姿ではなく畑で育てられている野菜の姿を考えることが出来ました！

グループごとに全てのチャレンジが終わったら、みんなで集まって中嶋農園の代表取締役である中嶋さんとZOOMをつないで質問タイムです。

「水はどれくらいあげたらいいのか？」
「葉っぱの色はどんな色だとタマネギが元気なのか？」

などなど、たくさんの質問があり、そして収穫時期についても５～６月だと教えていただきました！

ひとつひとつの質問に丁寧に答えてくださり、みんなも「頑張って育てよう！」と意気込んでいる様子でした。

今回の体験を通して「自分達にできるエコ活動を考え、いろんな野菜を育ててみたい！」という声も聞こえ、食と環境について学ぶよいきっかけになったのではないかと思います。

みんなの植えたタマネギ、今から収穫するのが待ち遠しいですね！

※この事業は、令和5年度「エコ学区」ステップアップ事業に係る学習会等支援業務（2050年CO2ゼロどこでもトーク）として、(公財)京都市環境保全活動推進協会が実施しました。

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