2023年9月26日(火)に京都市立大塚小学校にて、2050年CO2ゼロどこでもトーク「生ごみを堆肥に変える 段ボールコンポストづくり」を開催しました。
ご参加いただいたのは大塚小学校PTAの皆さん。申込では「PTAの母親たちはごみを減らす最前線の者たちです」と、パワー溢れるお言葉が!
講師は桃山エコ推進員会の方々に務めていただきました。
エコ学区として地域での活動を広げる桃山エコ推進委員会のみなさんから、これまでの経験談も含めより身近な立場で、段ボールコンポストのコツや京都市のごみの現状についてお話いただきました!
▼エコ学区サポートセンターからどこでもトークについて
環境問題について様々な視点から学べるプログラムがあることをお伝えし、京都市では脱炭素ライフスタイルを目指して様々な活動やイベントを実施していることもご紹介しました。
>>>京都市の脱炭素ライフスタイル推進の取組についてはこちらからご覧いただけます。
▼桃山エコ推進委員会の取組紹介
委員長から、これまでの取組についてご紹介がありました。
段ボールコンポストの普及だけではなく、グリーンカーテン普及やロケットストーブ製作等、地域ぐるみで様々な活動をされています。
▼京都市のごみの現状と段ボールコンポストについて
京都市の燃やすごみの割合を見ると生ごみが40%を占めること、段ボールコンポストを活用することで捨てる生ごみを減らせること、などなど写真を用いながら説明がありました。
環境に関する視点はもちろんですが、主婦目線で「ごみ捨てが楽になる!」とお話があり、参加されている方々も関心を持ってくれていました。
▼段ボールコンポストレクチャー!
基材になる腐葉土は醍醐寺の落葉堆肥で出来たもの。そこに水分ともみ殻燻炭を混ぜます。
「土をぎゅっと握った時、水は出ないけれど土の形が崩れない程度の水分量がよいですよ」
と参加者の方々とお話しながら進めます。 参加者と講師が対話をしながらにぎやかな雰囲気でコンポストづくりを学びました。
ちなみに段ボールコンポストのレクチャーでしたが、桃山エコ推進委員会のみなさんは他の容器を使ったコンポストも実験中!
ということで、プラ容器と発泡スチロール箱で作られたコンポストも持参いただきました。耐久性を考えるとこちらの方がよいのですが、通気性が悪いというデメリットもあるようです。
また実際に出来上がった堆肥も持って来てもらっていたので、みんなでにおいを確認しました。
「生ごみでつくった堆肥」というと「臭いのでは?」というイメージを持たれがちですが、実際に確認してみると「臭くない!」とびっくりされていました。
▼最後まで質問がたくさん!
段ボールコンポストについての質問から地域活動の広げ方について時間いっぱいまで質問が出て、交流も深まりました。
レクチャーが終わるころには「これだったらできそう!」「実際にやってみようと思う!」と皆さんのやる気の高まりが感じられました。
アンケートでは
・生ごみは食事をする中で必ず出てしまうので、自分で出来る事として段ボールコンポストは始めやすいと感じました。
・はじめることが難しいと思っていましたが、思っているよりできそうに思いました。
・子どもと一緒に段ボールコンポストをしたいと思いました。
・コンポストは肥料を作るという目的以外に生ごみを減らす等のエコの活動につながることがわかりました。
と、コンポストを始めることへのハードルがぐっと下がったようです。
「山科区でエコ活動がもっと広がればいいな」というお声もあり、今後の活動の発展に期待です!
※この事業は、令和5年度「エコ学区」ステップアップ事業に係る学習会等支援業務(2050年CO2ゼロどこでもトーク)として、(公財)京都市環境保全活動推進協会が実施しました。