2023年8月12日(土)に京都市立洛中小学校にて、「2050年CO2ゼロどこでもトーク」を開催しました。
中京区乾学区では毎月1度、乾すこやかサロンとして70歳以上の方を対象に、さまざまなテーマの講演会を開催されています。
今回は26名の方にお集まりいただき、エコ学区サポートセンタースタッフが「地球温暖化と食品ロス」についてお話させていただきました。
乾学区社会福祉協議会代表と乾学区地域ごみ減量推進会議の会長から始まりのご挨拶をいただきました。暑い中でしたが、たくさんの方にお集まりいただきました!
▼講演会の様子
まずは食品ロスと環境の関わりとして、地球温暖化による京都市域への影響を考えてみました。
「食品ロスの経験はありますか。」と聞いてみると、大半の方が手を挙げておられ「経験がある」とのことでした。
そこでどういったものが食品ロスになりやすいのか、食品ロスになりやすい食品とその理由についてクイズを出してみました。
意外にも食品ロスになりやすいのは「ごはんやパン」などの主食!多くの方は「野菜」なのでは、と思われていたようです。
お話を聞かせていただくと、実際に経験があるのは、買い置きしていて使うのを忘れていた「野菜」とのご意見が多かったです。
(※消費者庁:食品ロス削減ガイドブックからデータを使用しています。)
▼ワークシートを使って「食品ロス」チェック
これからの生活の中でどのようにしたら食品ロスを出さないようにできるか、消費者庁が提示している「食品ロス事前チェックシート」を使ったワークをしました。
普段の生活を思い出し、隣の方と意見交換しながら盛り上がっており、チェックをするだけでも、自分のどの行動が食品ロスに繋がっているか確認できるよいきっかけになったと思います。
▶こちらからチェックシートをダウンロードして食品ロスを減らす参考に!
▼食品ロスと備蓄のススメ
災害時はもちろんですが、近年ではコロナ禍で外出できない場合があったりと、いつ何があるかわかりません。そんな中でも毎日の食事をするためには普段からの「備え」が必要!
ただ備蓄=緊急食とのイメージが強く、どうしても期限内に食べるということを忘れて、食品ロスとして処分されてしまうことが多いです。
何か特別な物を備えるのではく、普段から口にしているような缶詰等を買い置きし、賞味期限が近くなった時には食卓に出すようにして、再び買い足しておく、といった「ローリングストック法」についてご紹介しました。
学習会後には、社会福祉協議会の方から振り返りが行われ、ご家庭で実践されている魚が長持ちする保存法をお話いただきました!
また、地域ごみ減量推進会議会長からは「食品ロスは一人では解決できないので、家族で協力して取り組みましょう。」と心強い一言をいただきました。
アンケートには「楽しく学べてよかった!」「時々エコについて語り合うことが大事!」といったご意見がありました。ご家庭でもエコについて考えるきっかけになればと思います!
※この事業は、令和5年度「エコ学区」ステップアップ事業に係る学習会等支援業務(2050年CO2ゼロどこでもトーク)として、(公財)京都市環境保全活動推進協会が実施しました。