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京都橘大学 平賀緑ゼミ×中嶋農園「持続可能な農業と小さな菜園体験」2023.10.30

 

2023年10月30日(月)、京都橘大学にて、2050年CO2ゼロ どこでもトーク「持続可能な農業と小さな菜園体験~マイ家庭菜園を作ろう!実習~」を開催しました。


この講座は、京都橘大学 経済学部 平賀緑ゼミの授業として行われ、3回生が参加しました。講師は、京都市伏見区向島の農家4代目で、循環型農業に取り組んでいる中嶋直己さん(株式会社中嶋農園)です。

▼環境に配慮した農業とは?

まず最初に、エコ学区サポートセンターから地球温暖化と食・農業との関わりについて説明し、中嶋さんにバトンタッチ。

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中嶋さんは「最初から地球温暖化のことを考えていたわけではないけれど、農業を持続可能にしようとしたとき、環境のことを考えざるを得なくなった」と語り、農業でできるだけ廃棄物やエネルギー消費を減らすために取り組んでいることを紹介しました。

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例えば中嶋農園では、取引先の飲食店から回収した野菜くずを堆肥化したり、地産地消を進めるため朝市を行ったり。また、次世代育成の種まきとして、親子などの市民対象に農業体験プログラムを提供しています。

▼いよいよ実習!タマネギとニンニクの植え付け体験

お話を聞いた後は実習スタート。最初はプランターづくりです。学生たちは各自で持参した牛乳パックなどの空き容器をハサミやカッターで切って、底にキリで穴を開け、小さいプランターをつくりました。

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次に土と肥料をブレンドする作業。

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中嶋農園の畑に生ごみ堆肥をブレンドした栽培土と、鶏糞(肥料)とカキ殻(土壌中和剤)を混ぜ込んでいきます。

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日頃土をいじることがないという学生たち、時に真剣に、時に歓声を上げながら、土いじりを楽しんでいました。

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そして最後に苗の植え付け。

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植えたのはタマネギとニンニクです。

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この後、学生たちはこの「ミニ菜園」を家に持って帰って育てます。収穫時期が来年の5~6月と告げると、「えー!そんなにかかるの?」「すぐできるかと思ってた!」と驚きの声が上がりました。

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中嶋さんからは「水やりは土の表面が乾いてから」「植えた後、一旦温度を下げる必要がある」など栽培のコツについてアドバイスがありました。

▼参加者の感想

授業後のアンケートには、大多数の学生が「頑張って育てます」「おいしく育てて収穫したい」とコメントし、その他にも

  • 久しぶりに土に触れる体験だったので楽しかった。
  • 久しぶりに土に触れる体験だったので楽しかった。
  • 育てる過程を知れたのは興味深かった。
  • 野菜を育てる際の土や肥料の種類・効能について知ることができた。
  • 上手くいったら他の種類にも挑戦したい。
  • 環境のことも健康のことも考えていて素晴らしいと感じた。
  • 野菜を育てる難しさを知り、野菜が簡単に手に入っていることがわかり、食への考え方が変わった。

といった感想などが記されていました。

授業が終わった後も、家庭菜園に関心がある学生から熱心な質問が続くなど、食と農業への関心の芽生えが感じられました。これから授業の中で、学生の皆さんは栽培報告などをしていくとのことで、小さな家庭菜園の成長の様子が楽しみです!


  • 日時:2023年10月30日(月)13:20-15:00
  • 場所:京都橘大学
  • 主催:京都橘大学 平賀緑ゼミ
  • 講師:中嶋 直己 氏(株式会社中嶋農園 代表取締役)
  • 参加者数:14名

※この事業は、令和5年度「エコ学区」ステップアップ事業に係る学習会等支援業務(2050年CO2ゼロどこでもトーク)として、(公財)京都市環境保全活動推進協会が実施しました。