2023年10月20日(金)に京都市左京区岩倉にあるフリースクールわく星学校にて、2050年CO2ゼロどこでもトーク「伊勢先生と一緒に自然観察会!」を開催しました。
今回参加してくれたのは、わく星学校に通う小学校低学年から中学生までの元気な子どもたち!学校の周りは田んぼや畑が広がり、緑いっぱいです。
▼最初に:2050年CO2ゼロどこでもトークについて
どこでもトークは環境やSDGsについて様々な視点で学ぶプログラム!
子どもたちに「CO2って何か知っていますか?これが増えたらどうなりますか?」と聞くと「二酸化炭素!」「地球温暖化!」と元気いっぱいに答えてくれました。
▼伊勢先生の自己紹介
どんな子どもでどんなことを学んできたか、「人生はいつ何があるか分からない!」と、これまでの伊勢先生が勉強してきた自然や地球温暖化について教えてもらいました。
▼外に出て自然観察開始!
外に出るとすぐに、さまざまな植物を発見!学校の前にはミントやすだちが植えられていました。
子どもたちも自分の気になる植物を見つけては伊勢先生へ質問をして、そのひとつひとつの質問に対して丁寧に解説してくれました。
▼外来種とその増え方
少し進むと「セイタカアワダチソウ」という黄色の植物がありました。
これはアメリカからやってきた外来種!繁殖力が強く、周りにはたくさんのセイタカアワダチソウが生えていました。
その他にもひっつき虫として知られている「アレチヌスビトハギ」も発見。
在来種を守るためには、こういった外来種を他の場所に持って行かないように注意がありました。
「遊んでもいいけど、その場に置いておこう!」
▼自然の中での遊び方
普段から遊び慣れた場所で、子どもたちもたくさんの植物を知っていました。
自然観察している最中にも、いつもの遊び場を紹介してくれるかのように、畑で作った野菜を収穫してみたり、お花で髪飾りを作ったりと、私たちにも自然の中で「遊んで学ぶ!」を教えてくれました。
馴染みのある場所でしたが、伊勢先生と一緒に歩くことで、新しい発見もたくさん!いつもとは違った視点で自然観察ができたのではないでしょうか。
▼ドローンを飛ばそう!
学校の周りを1周ぐるっと歩いた後は、みんなでドローンを飛ばしてみました。
ドローンは自然環境の研究をする際にも使われるようで、みんなが入れない場所の木の高さなどを測ったりできると説明がありました。
初めてのドローンにみんな大興奮!
空に飛ぶドローンを見上げ追いかけている子や、どこにカメラがあるのか、どこまで飛ぶことができるのか等、質問もたくさんあり興味津々のようでした。
▼まとめ
みんなに今日の感想を聞いてみると「楽しかった!」と言ってくれていました。
「意外と外来種が多かった!」との声もあり、ただ楽しいだけじゃなくしっかり新しい学びも得てくれていました!
伊勢先生からは最後に、
「地球温暖化を考えるにはまずは身の回りの自然に興味を持ってみよう!同じ場所でも今年と去年でどう違うかを観察してみよう!」
と研究者としてのアドバイスがありました。
皆さんも自分の住んでいる地域の自然をよ~く見ていると、生えている植物が変わっていたり、去年よりも花が早く咲いていたり、何か変化があるかもしれません。
地球温暖化の影響は「夏の暑さ」や「異常気象」などだけではなく、身近な自然にも影響を及ぼしています。
自分の好きな景色や四季折々の美しい景色を子どもたちへつないでいくためにも、まずは自分の暮らしの中で何ができるか考えてみましょう!
※この事業は、令和5年度「エコ学区」ステップアップ事業に係る学習会等支援業務(2050年CO2ゼロどこでもトーク)として、(公財)京都市環境保全活動推進協会が実施しました。