2022年11月19日(土)、桂東学区で「2050年CO2ゼロ エコ学区学習会~科学者の描く未来予想図~」を開催しました。
参加者は桂東学区の各種団体役員の方々、講師は京都大学フィールド科学教育研究センター准教授の伊勢 武史先生に努めていただきました。
▼始めにエコ学区サポートセンターより地球温暖化についてのお話
▼伊勢先生の講演会の様子
講演では、ご自身の自己紹介から始まりシミュレーションを使って地球温暖化の将来予測をされているお話や、カーボンニュートラル、炭素循環等についてのお話がありました。
▼ワークショップの実施
「楽しく・快適に・自発的にできるエコの工夫を考えよう」
▼発表と質疑応答
講師からは、温暖化の対策のためには森の恵みを長く大切にどう扱うかが重要であり、また私たちにはさまざまな選択肢があり、今どのように行動すれば未来がどう変わるかを考えて、これからの私たちの行動変容が重要であるとメッセージがありました。
講演後のワークショップでは、講師のサポートとして来られていた、京都大学院生からも自身の体験を踏まえたお話として、
「普段スーパーに行けば、季節を問わずいろんなお野菜が売られているため、どの野菜がどの季節にどんな風に育つのかを知らない。旬のお野菜をいただくことも、環境を考えたアクションになるので、今の子ども達も農作体験等を通じて野菜がどんな風に育つのかを知り、季節の野菜がわかるような学びがあればいいと思うし、自分も分かるようになりたい。」
と、食から脱炭素を考える発表がありました。
また、参加者からは
「家の断熱化で窓を四重ガラスにして、エアコン使用量が削減し、快適な住環境になった。」
といった家庭で取り組んだ事例や、
「生ごみを出さないように工夫はしているが、みなさんのお家ではどうしていますか?」
と、疑問を投げかけたり、積極的な発表がありました。
また、講演中も気になったことは積極的に質問されており、そのひとつひとつの質問対して、講師が丁寧にご回答され、学びを深めている様子が印象的でした。
学習会後に実施したアンケートには、
・一層意識が変わった。
・先生のお話が優しく、とても理解しやすく大変良かった。
・身近な事で出来る事がたくさんある事に気付いた。
と、ご意見いただき、大変好評な学習会となりました!
※この事業は、令和4年度「エコ学区」ステップアップ事業に係る学習会等支援事業(2050年CO2ゼロどこでもトーク)として、(公財)京都市環境保全活動推進協会が実施しました。