昆虫食のentomo×上高野学区「昆虫食を食べながら学ぶ食料の未来」レポート2022.11.12

 

2022年11月12日(土)、上高野学区で、「2050年CO2ゼロ エコ学区学習会~昆虫食を食べながら学ぶ食料の未来~」を開催しました。

講師は、株式会社昆虫食のentomoの代表取締役・松井 崇氏、参加者は上高野学区の地域方々と上高野エコ推進会議メンバーを含め、総勢47名の方が来られました。

▼上高野エコ推進会議の会長より開催の挨拶

挨拶

▼「昆虫は好きですか?」という講師の元気な呼びかけから、学習会スタート!

講演
講演
クイズ

▼講演の後はお楽しみの試食会!

パンケーキ
レトルトカレー

「昆虫食は古代から来た未来食」をキャッチフレーズに、昆虫食文化の普及を目指す株式会社昆虫食のentomoさん。

講演の中では、例えばコオロギ養殖は牛肉と比べて、土地で言えば1/100、エサは1/8、水は数十分の1と環境負荷や温室室効果ガスの排出量が少なく、地球温暖化対策になるといったお話がありました。

ちなみに、上高野学区では段ボールコンポストの普及活動をされており、徐々に家庭でのコンポストが地域で広まりつつあります。そんな地域の取組に合わせて、コンポストと関係深いアメリカミズアブを題材として、昆虫が食品ロスの救世主になるようなお話もありました。地球温暖化の原因のひとつとして問題になっている食品ロスですが、それらを昆虫の餌にして昆虫を育て、家畜や陸上養殖の飼料にしたり、昆虫の糞は肥料になるような活動を紹介していただきました。

楽しい講演のおかげで、最初は「昆虫苦手!」と言っていた方も多かったのですが、試食の際には「案外大丈夫!」「ホットケーキは香ばしくておいしい!」と昆虫食の世界を覗き、抵抗感がなくなってくれたようでした。

実際に参加された方々のアンケートでは

・昆虫食の味はOK!言葉のイメージで引いてしまうだけ?面白い学習会でした。
・知らないことがたくさんあって、楽しかったです。
・昆虫食に少し抵抗がありましたが、実際に試す機会を得られてよかったです。

といった感想をいただきました。
地球温暖化対策を始めとする、地球課題の解決に向けて「昆虫食」!これからも大注目です!

‐‐‐‐おまけ‐‐‐‐

学習会に向けた打合せの中で、「開催時はエコ活動を考えるエコ祭りのようにしよう!」と上高野エコ推進会議会長より呼びかけがあり、地域役員の方や他団体、大学生に協力いただき、この日はさまざまな催しも実施しました。

▼地域の方々によるロケットストーブの実演(焼き芋作り)と廃材を活用したアップサイクルコマ遊び

ロケットストーブ
アップサイクル

京都府地球温暖化防止活動推進センターによる省エネ診断会

省エネ診断

京都市ごみ減量推進会議による生ごみコンポスト相談会

生ごみコンポスト

エコ~るど京大と一緒にマイボトルダンス♪

マイボトルダンス

  • 日時:2022年11月12日(土)11:00-12:30
  • 場所:上高野防災会館
  • 主催:上高野エコ推進会議
  • 講師:松井 崇氏(株式会社昆虫食のentomo)
  • 参加者:47名

※この事業は、令和4年度「エコ学区」ステップアップ事業に係る学習会等支援業務(2050年CO2ゼロどこでもトーク)として、(公財)京都市環境保全活動推進協会が実施しました。