
2025年10月18日(日)に、白鳥会館(東山区)で、2050年CO2ゼロどこでもトークを開催。
「コーヒーかすがキノコに変身?循環型栽培をめざして」と題して、RE:ARTH代表 倉橋大希さんのお話を伺いました。

倉橋さんの「京都はコーヒーの消費量が全国2位」「コーヒーの成分の99.8%は捨てられている」という言葉に、参加者からは驚きの声が。

倉橋さんは「ごみを減らすために農業をしよう」と、コーヒーかすを利用したキノコ栽培を始めました。
現在、ホテルのレストラン・コーヒーショップなどで回収されたコーヒーかすを、菌床として活用しています。

アフリカで学んだ手法をヒントに試行錯誤を重ね、ようやく今の栽培方法に辿り着き、長さ10mほどのヒラタケ専用ハウスから週に100kgの収穫があるのだそうです。

後半はヒラタケの収穫体験。皆さんそっとヒラタケを摘み取って、「良い香り」「立派やわ」とじっくり観察しています。

倉橋さん「初めは黒い菌床が、1ヶ月もすると白くなるんですよ」
参加者「へぇ、面白いねぇ」
参加者「キノコは冷凍するとおいしくなるって聞いたけど」
倉橋さん「うちのキノコはそのままでもおいしいですよ!」
などのやりとりに、会場は笑いに包まれていました。
そして倉橋さんの「この事業は、コーヒーの消費量が多い京都だからこそ、始められました。皆さんも身近にある“もったいない”を考えてみてください」というメッセージに、多くの参加者が深くうなずいていました。
※令和7年度京都市「エコ学区」ステップアップ事業に係る学習会等支援業務(2050年CO2ゼロどこでもトーク)として、(公財)京都市環境保全活動推進協会が実施