2024年11月27日(水)、ひと・まち交流館 京都(京都市下京区)にて、京都生協の組合員を対象に、2050年CO2ゼロどこでもトークを開催。
LFCコンポストアドバイザーとして活躍する宮本優以さん(ごみカフェKYOTO)を講師に招き、生ごみコンポストについて学びました。
参加者は、環境問題に対する意識が高く、既にコンポストに取り組んでいるという方もおられました。
次にエコ学区サポートセンターから、京都における気候変動の影響や、2050年にCO2排出量を実質ゼロする必要性について説明。
そしていよいよ、「手軽&おしゃれなコンポストで生ごみゼロ生活」と題して、講師の宮本さんのお話が始まりました。
毎日必ず出る生ごみを、堆肥にして農家の方へ届ける。
その生ごみは、野菜となって食卓へ還ってくる。
その仕組みの中で、一人ひとりが「循環」の担い手になる。
ごみカフェKYOTOは、こうした社会づくりを目指して活動しています。
日本では、食品ロスだけでも、1人当たり茶碗1杯分の食べ物が毎日捨てられている。
中でも、生ごみや食品ロスには水分が多く含まれ、焼却に年間約1兆円もの税金が使われているのだそう。
生ごみや食品ロスを減らせば、焼却時に排出されるCO2を減らすことができるので、地球温暖化防止にも寄与できます。
さて、ごみカフェKYOTOの活動の主役は「LFCコンポスト」。
皆さんが気になるのはLFCコンポストの中身。宮本さんがご自宅で使用されているLFCコンポスト専用バッグを見せていただきました。
1日300~400gの生ごみを入れることができ、平均3週間ほど投入した後、週2~3回水を入れながら熟成させ、堆肥になるのを待つのだそうです。
LFCコンポストユーザーを対象にしたアンケートでは、燃えるごみが86%減少したとの結果が。
さらに、「生ごみを捨てる手間がなくなった」「ごみ袋代の節約になった」「子どもと一緒に利用することでエコを教える機会ができた」「自分が循環の中にいることを実感した」といった声も聞かれたそうです。
本日の参加者の皆さんからは、
といった感想が。生ごみゼロ生活のスタートにつながる場となりました。
※この事業は、令和6年度京都市「エコ学区」ステップアップ事業に係る学習会等支援業務(2050年CO2ゼロどこでもトーク)として、(公財)京都市環境保全活動推進協会が実施しました。