
2025年10月8日(水)、京都市立西京高等学校附属中学校(中京区)で、2050年CO2ゼロ どこでもトーク「科学者の描く未来予想図」を開催。
京都大学フィールド科学教育研究センター准教授の伊勢武史先生を講師に迎え、中学校で社会貢献・ボランティア活動に取り組む「インターアクト同好会」の生徒などを対象に、講演とワークショップが行われました。

前半では伊勢先生から、カーボンニュートラル(CO2の吸収と放出が釣り合っていること)や炭素循環について分かりやすく説明いただきました。

中学校で学んでいる数学や英語が将来の研究につながっていると、ご自身のアメリカ留学や研究の経験を交えてお話いただき、身を乗り出して聞き入る生徒も。「京都市の気温上昇の要因はヒートアイランド現象では?」「温暖化は天体運動の影響では?」などの質問に対しては、データなどの科学的根拠をもとに説明し、「科学者はこのように回答するのです」との言葉には、生徒の皆さんも大きくうなずいていました。

後半は、「温暖化を止めることの重要性とそのメリット・デメリット」についてグループディスカッション。

「公共交通機関の利用」「電気の節約」など、未来のために行動を見直す必要があるという意見と同時に、「不便さを感じる」「自分たちの世代で恩恵が受けられるか」といった率直な意見も出ました。

最後に伊勢先生から「人間は未来を考えられる存在」というメッセージが贈られ、終了後も生徒たちが先生を囲み、質問や写真撮影など楽しい時間が続いていました。
>>>西京高等学校附属中学校HPでもご紹介いただきました!
※令和7年度京都市「エコ学区」ステップアップ事業に係る学習会等支援業務(2050年CO2ゼロどこでもトーク)として、(公財)京都市環境保全活動推進協会が実施