2024年10月19日(土)に、新京極公園にて、2050年CO2ゼロ どこでもトークを開催しました。
今回のテーマは「地域でできるエコ防災」。
立誠学区では、新京極公園を防災拠点として町内や自主防災会、消防分団が取組を行っています。今回は、防災拠点としての新京極公園を広く知ってもらう地域主催の「新京極公園防災訓練」に合わせ、ロケットストーブの体験会を行いました。
参加者は、中京の消防分団員、錦市場商店街、新京極商店街、周辺企業の方々。 あいにくの雨模様でしたが、早朝から42人の方が集まりました。
途中から降りだした雨を凌ぎつつ、前半の救命講習に続いて、ロケットストーブ体験を実施。
上鳥羽エコまちくらぶアドバイザーの北川完二氏、高橋誠二氏を講師に招き、ロケットストーブの仕組みと作り方、必要となる材料について説明していただきました。
使用済みのペール缶、一斗缶、市販の廃棄ダクトなどの部材で手軽につくることができます。
参加者の方から、ペール缶の穴のあけ方など、具体的な質問もでていました。
見本のロケットストーブに点火。雨天で湿気の多い日でも雨さえ凌げるスペースがあれば手早く点火が可能であることを実証できました。
本格的に燃え出しても、筒の周りは触れるほどの温度のままなのは、パーライトという土壌改良剤と、それを押さえるために鹿沼土を上から2~3㎝かぶせているからです。
着火剤なしで簡単に火を点けられ、煙やススもほとんど出ないのがロケットストーブの利点。
新聞紙や、使用済みの割り箸、枯れ葉や小枝などで素早く着火、熱を横の筒へ送ってあげると、手前の一次燃焼室から、奥の二次燃焼室へ空気の流れができます。後は、続けて細めの薪をくべていくだけ(今回の薪には桃山エコ推進委員会の薪を使用)。 アウトドアや野外作業はもちろん、災害時に野外での熱源として活躍します。
当初予定していた参加者によるロケットストーブの製作は雨のため見送り、次回に実施することとなりました。 次回は実際に製作を体験していただき、今後の地域のエコ防災に役立てていただけることを期待します。
※この事業は、令和6年度京都市「エコ学区」ステップアップ事業に係る学習会等支援業務(2050年CO2ゼロどこでもトーク)として、(公財)京都市環境保全活動推進協会が実施しました。