2025年1月20日(月)、京都市立大藪小学校(南区)にて、PTA対象に2050年CO2ゼロ どこでもトークを実施。
「コーヒーかすがキノコに変身?循環型栽培をめざして」をテーマに、コーヒーかすを菌床として活用してキノコ栽培に取り組む倉橋大希さん(RE:ARTH代表)を講師に招き、学習会を実施しました。
冒頭、エコ学区サポートセンターより、京都市における気候変動の影響や、2050年にCO2排出量を実質ゼロする必要性について説明。
その後講師の倉橋さんより、なぜコーヒーかすを利用してキノコ栽培を始めたのか、その経緯と取組内容について説明していただきました。
倉橋さんは学生時代、交換留学生として南アフリカに滞在。先進国が、現地の環境・文化を無視した「開発」を進める様子を、目の当たりにしました。
こうした中、環境の大切さを考えるようになり、ジンバブエで地域資源を活用したキノコ栽培について知ることに。
ジンバブエから帰国後、長年にわたる試行錯誤を経て、2017年にRE:ARTHを設立し、2020年にキノコ農家として京都市伏見区で新規就農しました。
京都は1人当たりのコーヒー消費量が日本第1位。しかし、抽出される成分は豆全体の0.2%だけで、残りはコーヒーかすとして廃棄されています。
倉橋さんは、京都から排出されるコーヒーかすを京都で有効活用し、資源の地域循環モデルを創り出したいと語っていました。
倉橋さんのお話の後は、参加者が4つのグループに分かれてワークショップ。
「身近なものでもったいないものを探してみよう」というテーマで、「衣服」「日用品」「食材」など、身近なもので捨ててしまっているものや、もったいないと思うものを話し合い、グループごとに発表しました。
PTAメンバーの他に、授業の終わった子どもたちや先生も加わって、和気あいあいと盛り上がった学習会。
終了後のアンケートには、
といったコメントが。
また、「会社で捨てているコーヒーかすを、有効活用できないかな?」といった声も聞かれました。
資源を大切に使う取組の輪が広がり、新たな取組につながっていくかもしれません!
>>>RE:ARTH産キノコの取り扱い店舗はこちら
※この事業は、令和6年度京都市「エコ学区」ステップアップ事業に係る学習会等支援業務(2050年CO2ゼロどこでもトーク)として、(公財)京都市環境保全活動推進協会が実施しました。