2024年7月8日(月)に、立命館大学衣笠キャンパス(京都市北区)にて、2050年CO2ゼロ どこでもトークを開催。
同大学のボランティア団体「natuRable」メンバーが、「再生可能エネルギーでCO2排出ゼロの未来を」というテーマで、たんたんエナジー株式会社代表取締役 木原浩貴さんのお話をお聞きしました。
natuRableはミクロネシア連邦をフィールドに、廃棄物問題を始めとする環境問題の解決を目指して活動している学生サークルです。
最初にエコ学区サポートセンターから、京都市の目標「2050年までにCO2排出量実質ゼロ」について解説。
続いて講師の木原さん。はじめに、学生たちに聞きたいことを逆質問。
参加者の興味を手がかりに、気候変動と再生可能エネルギーに関する最新事情について、情報提供されました。
ミクロネシアでは電力供給のほとんどがディーゼル発電に由来しています。しかし、日本と同様、海外からの輸入に頼っているため、エネルギー安全保障上の脆弱性を抱えています。
再生可能エネルギーを導入し、蓄電などによる調整力を確保することが課題ではないかとお話しされました。
また日本は、年間数十兆円という莫大な金額を、海外の化石燃料購入に充てています。もしそのお金が別の使い方で、日本国内に回ったら、どれだけメリットが大きいでしょうか。
講演後のアンケートには
・実際の数値から、人の心理まで幅広くお話を聞けて、大変ためになりました!
・私たちの質問に対し、わかりやすく具体的に答えていただきとても助かりました。
・再生可能エネルギーに現実味を感じていなかったが、実現可能性の部分に数多く言及されたので、より意識が高まった。
・自分だけのことを考えるのではなく、どのように社会や、地域を作るか考えることの大切さを知り、貢献したいと考えることができました。
・削減につい目を向けがちでしたが、我慢ではなくわくわくできるかが重要という点が特に響き、脱炭素への意識が、がらっと変わりました!
・「『CO2排出を減らす暮らし方は豊かだ』というように社会を変える」という新たな視点を知ることができて、有意義な時間になりました。
などのコメントが。
木原さんの熱いながらも軽快な語りで、団体の活動実践に結びつくアドバイスも提供され、実りあるどこでもトークになりました。
※この事業は、令和6年度京都市「エコ学区」ステップアップ事業に係る学習会等支援業務(2050年CO2ゼロどこでもトーク)として、(公財)京都市環境保全活動推進協会が実施しました。